家族としごとを繋ぐ匂いのようなもの

出張の機内。
ANAの機内誌「翼の王国」
の連載「おべんとうの時間」を真っ先に読む。

夫がカメラマン、妻がライターの阿部夫婦が全国各地のお弁当を取材して歩いた美味しい物語。

写真と文章で「家族としごとを繋ぐ匂い」のようなものを感じさせる。

アルタナカフェ「響木図書館」にも連載の書籍版1-3が置いてある、お勧め本。

今回はシャボン玉せっけんの釜焚き職人。

毎日同じ工程で、シンプルな材料を1週間かけて石鹸をつくる。
石鹸を実際に舐めながら五感を使う職人技が必要なしごと。

水が入りすぎた状態を「ようのびる」と言う。
その職場でしか通じない言葉が面白い。

仕事で悩んだときの、おべんとうをつくる奥さんの「大丈夫よ」の言葉。
取材だからと気合いを入れていつもと違うおべんとうをつくってくれた奥さん。「うぐいす豆のハム巻き」が美味しそう。
「おべんとう」でつながる家族としごと。

家族あってのしごと、しごとあっての家族だといつも感じる。