今日は、黒田沼津支店長の結婚記念日のため、昼過ぎに手紙を書き終え、夕方沼津支店へ。
ちょうど、モデルハウス併設カフェ「caféLDK」店内に置かれる今月の本の紹介POPを4月に新卒入社した谷口さん(沼津支店アシスタント)が制作中。
今月の選書テーマは「傘」
デザイン学校出身の彼女は、イラストレーターで傘をセンス良く図案化。
紹介文も書き、センス良くまとっまっている。
選書は、何処と無く哲学的な本を選ぶ読書家、平野くん(沼津支店広報/caféLDK店長)
今月、彼が傘をテーマに選んだ本は全部絵本。
パラパラとページをめくってみる。
中でも印象的だったのは
「かさ」
小学校低学年くらいの女の子が雨の日にお父さんの傘を持って、駅にお迎えに行く道中を描いた物語。
繊細な線画に墨色と女の子の赤いかさに朱色が入った2色の絵。
そして文章が全くない、文字通りの絵本。
お父さんの黒く長い傘を大切に持ち、駅までの街並みを歩く女の子の姿。
1カットごと想像を掻き立てる。
大した話ではないのだけと、なぜかドラマチック。
歌川広重のような、細く繊細な雨の描写が印象的。
作者は1918年生まれの太田大八さん。
1975年の作品。その時代の街の風景、ファッションも楽しい。
雨の日は、建設現場が止まる。梅雨時は、工程が読めなくなり嫌な気分が多いのだけど、こんな絵本を読むと気持ちも変わる。
他4冊の絵本も名作揃い。
「傘」がテーマの絵本。caféLDK沼津店内に並びます。
雨の日に是非。