Vol.2 間取りのはなし
家の間取り、気になりませんか?
個人的に子どものころからチラシに掲載された住宅平面図を見たり、ご近所や親せきの新築のお家を見せて
もらったり、学生時代にはアパートやマンションの内見もワクワクした記憶があります。
磯野家の平屋、野比家の2階建て…名作マンガの間取りも気になります。
本編のストーリーの暮しぶりから想像して描き起こされた平面図が満載の、その名も『名作マンガの間取り』
という本がヒットしていることから、間取り好きな人は世間では意外に多いようです。
多くの間取り好きは架空の設定において、頭の中で自分が暮らすことを思い描いて愉しんでいるのではないでしょうか。
では、理想の間取りとはどんなものでしょう?
当然ですが、建設会社のモデルハウスの間取りが必ずしもあなたにとってぴったりの間取りというわけ
ではありません。
住みやすい間取りというと、それこそ家族の数だけ存在し、そのライフスタイルに合わせた間取りが
「理想の間取り」ということになります。
間取りの良し悪しは、一般的に部屋の広さやその相互関係、方位などが人にとって住みやすくかつ健康的
であるかどうかということです。
ただ具体的に考えていくと、ある人にとって良い間取りが別のある人にとっては良くない間取りということ
は往々にしてあり、家づくりの過程ではそういった長短があるということを理解した上で、間取りを計画
していくことが重要であると言えます。
第一建設のHIBIKIは注文住宅。
世帯ごとに異なる家族構成や趣味趣向、家族にとっての優先順位など様々なライフスタイルに合わせた自由な設計
が可能です。
ただ、良いも悪いも何かを基準に考えるもの。
まずは、今お住まいの家の間取りが自分たちの暮し方に合っているのか、良い点、悪い点を改めて見直し、
もっとこうすれば快適な暮しができそう…等、課題を明確にしていくことから出発です。
さらにお家選びのポイントは、素材や価格、性能を比較検討するのはもちろんですが、モデルハウスを体感
することで、実際に住まう家のイメージとして自分たちの生活に置き換えて考えることができます。
モデルハウスの間取りを参考に、自分たちだけのライフスタイルに合った間取りを見つけていきましょう。
―富士天間「HIBIKI」の間取り―
富士天間のモデルハウス「HIBIKI」の間取りは、1階LDKがストレートに続く大空間と水回り。
2階は将来的に2部屋に区切ることのできる子ども部屋と書斎兼主寝室、2つのバルコニーで構成されています。
家族構成は、夫婦と子ども二人の四人家族を想定しています。
大空間のLDK
まず1階は、玄関を入るとLDへの導線は仕切りがなく、靴を脱いだら直接上がれます。
最近のお客様のご要望に多い土間クローゼットは、大容量の靴収納やクロークを確保。
玄関と土間クローゼットの間には扉、奥へと続くパントリー(食品保管庫)とキッチンへの導線には引戸を設け、
来客用玄関と買い物した荷物を運び入れるのに便利な家族のプライベート用玄関を分けることができる作り
となっています。
建物の突き当りにあるキッチンは、大人数で作業をしたり、複数人が行き来をしても邪魔にならない
スムーズでゆとりを持たせた広々空間。
北側に位置しますが、視線より少し下の横長の窓からの採光で明るさも充分。
造り付けの背後の腰高の戸棚付き食器収納はキッチンスペースの端から端までの幅があり、大容量の収納が
可能。食器収納の上部天板は見せる収納やコーヒーマシン置き場、料理の盛り付けの作業台としても使えます。
引戸で仕切られた人目につかないパントリー(食品保管庫)には天井までのオープン棚を設置し、どこに何が
あるかが一目瞭然なうえ、取り出しやすい収納となっています。
建物の中でパントリーと対に位置するキッチン横のコーナーには、小さな家事スペースを配置。
パソコンを置いて家計簿を付けたり、ミシンを置いて縫い物をしたり、洗濯物のアイロンがけも可能なコーナー。
レシピ本を読みながらコーヒーを飲むここでの休憩タイムは至福の時間になりそうです。
ダイニング側に開いたカウンターキッチンは、南端のリビングまでストレートに見通せ、料理をしながら
家族と会話をしたり、コミュニケーションをとることができます。
空間の真ん中に位置するダイニングは、キッチンカウンターに合わせた食卓用ダイニングセットの他、
各所の壁面やリビングとの境にもカウンター席を設け、家族の読書コーナーや宿題をするスペース、
大人数の来客用の席にも困りません。また趣味の雑貨のディスプレイや好きな本をずらりと並べたりと
飾り棚としても自由自在で多目的な使い方ができます。モデルハウスでは「本に囲まれた暮し」をテーマに
お父さん、お母さんから子どもまで楽しめる約200冊以上の本を設置。世代ごとの嗜好も網羅しながら、
本をきっかけにコミュニケーションが生まれる暮しを提案しています。
南側のリビングはダイニングから一段フロアレベルが下がった空間。
フロアの素材もDKがホワイトオーク、オイルクリア塗装の無垢板フローリングであるのに対し、石をイメージ
した高級感のあるタイルを使用しています。
同じ空間でありながら素材を変えたり、高低差をつけることで圧迫感や閉塞感を感じさせることなく、
ごく自然にシーンごとの環境を分けることができます。
このような一続きの大空間のLDKは、開放的でお料理教室やホームパーティーを開くのにもぴったり。
実際にモデルハウスでは、毎月1回、電灯を消し、キャンドルの灯りのみの中でコンサートやお食事を
愉しむキャンドルナイトを開催しています。最大25名くらいまでのお客様がゆったりと過ごせる贅沢な
空間となっています。
気になる水回りも使い勝手のよいキッチンからの導線上にまとめて配置。
洗面台と洗濯機を置いてなお、広々とした洗面脱衣室。
浴室の窓からは浴槽に浸かりながら一目を気にすることなく、坪庭のグリーンを眺めることができる
リラックス空間です。
2階に続く階段はリビング階段を採用。
リビング階段は好みが割れるところですが、常に家族の気配が感じられるということや、階段のための廊下
を作る分のスペースを広く使える、上下階の寒暖差が少ない、上の階からの採光で明るくなるなどの利点が
あります。リビング階段は、家族間や来客時のプライバシーを重視される場合は、避ける傾向がありますが、
この部分に世帯による考え方が色濃く反映されるケースが多いように感じます。
趣味や勉強、休息に。ライフスタイルの変化に対応したプライベートルーム
2階の大部分を占める子ども部屋は、北面内壁は黒板塗料を施した、教室のような一室。
自由にお絵描きをしたり、九九の計算を書いて覚えるのにもぴったり。
反対側の壁面には積み上げ式の本棚でディスプレイを兼ねたたくさんの絵本を置いています。
遊びと学びを両立させる子どもの将来を見据えた子ども部屋です。
部屋に面した広いキッズバルコニーでは、ちょっとした水遊びも可能。
遊び盛りの子どもの大容量の洗濯物干しも安心のスペースです。
将来的には、部屋の真ん中で間仕切ることも可能で、子どもの成長に合わせた変化にも対応します。
南側の書斎兼主寝室は、高さを抑えた緩勾配天井と絨毯敷きのフロアが特徴のプライベートルーム。
木製3層ガラスサッシと絨毯により、高い遮音性を持ち、大音量での音楽鑑賞も愉しめます。
また、西側のHIBIKIコンセプトウッドのウェスタン・レッドシダーを使用したスリット棚は可動式で、
自由自在に本や雑貨をディスプレイすることが可能です。
低い天井高や落ち着いた色彩、柔らかな質感によりリラックス効果が生まれ、身体を休めることはもちろん、
読書や趣味に没頭できる贅沢な空間です。
モデルハウスの間取りは、暮らし方の一つの提案であり、文字通りモデルケースです。
この間取りから見えてくる暮しは、「個人の愉しみと家族や仲間と共有できる愉しみ方を両立したカフェ
のようなコミュニティー」ではないでしょうか。
あなたのご家庭では、どんな暮らし方を思い描きますか?
「毎週末、家族でアウトドアをするための用具収納を充実させたい」、
「趣味で集めたアートコレクションを見せるギャラリーを作りたい」、
「音楽仲間とホームコンサートを開きたい」、
「車やバイクを手入れする広いガレージが欲しい」、
「茶道や書道を習っているので和室は必須」等々、家族の“クラシノカタチ”は千差万別。
HIBIKIモデルハウスをヒントに、自分たちだけのオンリーワンの間取りを考えてみましょう。
本社・企画広報
山田 祐子
2023年7月1日
株式会社リビングディーに社名を変更しました。
リビングディーは、50周年を迎えました。
「新しいミライのカタチを創造しよう!」
未来の社会と会社を見据え高付加価値の住まいとサービスを創造提供し
持続循環するロングライフデザインのサステナブル企業として
お客様の幸せと快適な 暮らしに貢献します。
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